「地に足がついていない」気がする日に。からだの重心と、安定感のこと
とくに忙しいわけでもないのに、なんとなく足元がおぼつかない。会議中も、家に帰ってからも、どこか意識だけが宙に浮いていて、地に足がついていない——そんな感覚を覚えたことはありませんか。特別な出来事があったわけでもないので、「気のせいだろう」とやり過ごしてしまいがちですが、実はその感覚、からだの重心と静かにつながっているのかもしれません。
「地に足がつかない」は、比喩だけではないかもしれません
「地に足がつかない」という言い方は、気持ちの落ち着かなさを表す比喩としてよく使われます。けれど実際には、足裏で地面を感じる感覚そのものが、日々の生活の中で少しずつ鈍っていることが関係しているとも言われています。長い時間座ったまま過ごし、移動も電車や車が中心——現代の暮らしは、自分の重心を意識的に使う機会を、静かに減らしているのかもしれません。感覚が鈍くなるほど、「なんとなく落ち着かない」という心理的な感覚として、それが意識の表面に浮かび上がってくることがあるようです。
安定は、力んで立つことでは生まれない
地に足をつけようと、つい力を込めて踏ん張ってしまいたくなりますが、力めば力むほど、からだはこわばり、かえって重心は定まりにくくなることがあります。本当の安定感は、力を抜き、重さを預けることの中から生まれると言われています。
- 足裏全体で床を感じてみる——つま先や踵、左右どちらかに偏っていないか、確かめるだけでかまいません。
- あえて不安定な状態に身を委ねてみる——バランスを取ろうとする中で、ふだん使っていない深部の感覚が目覚めていきます。
- 息を吐き切ってみる——吐く息とともに、重心は自然と下へ下へと落ち着いていきます。
地に足がつかない感覚を、気持ちの問題だけで片付けてしまう前に。ELASKOのクラスでは、呼吸とダイナミックなムーブメントを通して、あえて不安定なBallの上でからだの重心と向き合いながら、地に足がついた安定感を取り戻していきます。ぜひ体験レッスンで、その感覚を確かめてみてください。
