「怒っちゃいけない」と飲み込んでしまう。怒りという感情と、感情のバランスのこと
納得のいかないことを言われたのに、その場では笑って「大丈夫です」と答えてしまう。家に帰ってから、もやもやした気持ちが何度もよみがえってくる——そんな経験はありませんか。「怒るのは大人げない」「感情的になってはいけない」。そう思って飲み込むことに慣れていると、自分が本当は怒っていたことにさえ、気づきにくくなっていくことがあります。
怒りは、大切なものを守ろうとするサイン
怒りは、できれば感じたくない感情として扱われがちです。けれど本来、怒りは「自分にとって大切なものが脅かされている」と知らせてくれる、自然な心の反応だと言われています。境界線を越えられたとき、大事にしている価値観を軽んじられたとき、怒りはそれを教えてくれるのです。問題になりやすいのは、怒りを感じることそのものではなく、行き場のないまま溜め込んでしまうこと。表に出せなかった怒りは、肩や顎のこわばり、浅い呼吸、ふとした瞬間の苛立ちとなって、からだや日々の気分に表れることもあります。
ぶつけるのでも、抑え込むのでもなく
怒りと上手に付き合うために、誰かにぶつける必要はありません。まずは「いま自分は怒っているんだな」と、そっと認めてあげることから始めてみてください。そのうえで、からだを通して感情のエネルギーを動かしていくことが、バランスを整える助けになると言われています。
- 奥歯の噛みしめに気づく——怒りを飲み込むとき、顎には力が入りやすいもの。口元をゆるめるだけでも、からだは少し落ち着きます。
- 力強く息を吐く——「はっ」と短く吐き出すように呼吸すると、こもった熱を外へ逃がす感覚を味わえます。
- 大きく、勢いのある動きをする——腕を振り下ろす、足で床を踏みしめる。普段は抑えている力を、安全な形で使ってみます。
怒りを感じられることは、自分を大切にできている証でもあります。ELASKOのクラスでは、呼吸とダイナミックなムーブメントを通して、言葉にしきれない感情にもフォーカスし、心とからだのバランスを整える時間を大切にしています。よろしければ体験レッスンで、すっきりと軽くなる感覚を確かめてみてください。
